常節・床伏(トコブシ)


トコブシ、と言えば夏、夏と言えば海、海と言えば素潜りですなぁ。
子供の頃は、夏になると毎日海パン一丁で水中メガネだけ持って海に出かけて
いました。
と言っても、目の前も海なんですけど。
大人になって皆で泳ぎに行こう!と言う事になって海に何度か行きましたが、
どうもしっくり来ない。
理由は唯一つ。潜ら無いからですなぁ。
泳ぎに行く=潜る、です。潜って「にな」と言う貝を獲っていました。
他には「横目」「アワビ」「トコブシ」「サザエ」なども獲れましたが、主役は「にな」でした。
獲った貝はとりあえず海パンの中に入れておき、海パンに入りきらなくなると陸に
上がります。海パンをそこで下ろして貝を落とし、また潜ります。
たまに「トコブシ」があると、
『おー!がいなぞー!ナガレコが見えたけん潜って来らい!』→訳
『おー!すごいぞー!トコブシが見えたから潜って来るね!』と言って潜り、
獲れたトコブシを見た友人は、『がいなねー』→『すごいねー』と喜びます。
めったに獲れないので喜び一杯です。
家に帰ると母がすでにお湯を沸かしておりまして、友人皆の貝を一緒に茹でて、
「にな」はマチバリでほじって食べました。うちで茹でるのは、
泳ぐ所から一番近いからなんですけどね。

と言う訳で「トコブシ」には割りと思い出がある店主なのです。

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40分茹でて冷ました状態です。このまま冷蔵庫で保存します。
本当に小さいトコブシだったのですが、味は良いです。

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茄子と一緒にグリルして、トマトを刻んでオリーブオイルで和えたソースを
掛けてお出しします。
一つの茄子の上に一応2個づつトコブシが乗っております。
軽い前菜ですね。よろしければどうぞ。



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