zuppa di cucuzzalunga シチリアのヘビウリのスープ

本来は途中でパスタを入れて一緒に食べる料理ですが、今回はスープとして頂きました。



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ニンニクと一緒に薄く皮を剥いたウリとツル・葉を軽く炒めて、水、トマト、塩を入れて
ウリが柔らかくなるまで煮れば完成。

南イタリアで数百年前から食べられている料理。
貧しい料理であります。
僅かな材料と塩のみ。

そこから生まれてくるのは幸せな味。
滋味としか言いようがないです。
非常に美味しい。
そして何より飽きない味です。

何度か書いてますが、修業時代に壁に貼ってあった紙には、「大味淡味」と書かれていました。
美味しい味は薄い味、という意味で、私の料理人生の目標であり、指針であります。

まさにこの料理はそれを体現出来ます。

大体、このウリの事味が無いって思う人いないんじゃないですかね。
香りが良くて美味しい素材です。だからこそ最小限の調理で美味しいんですよ。

料理人の原点に立ち返る事が出来る、
あるいは、
自分の作る料理の方向が私にとって(お客様にとって、ではない)間違っていないか、
そういう事に気付ける料理でした。









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この記事へのコメント

2012年09月12日 13:21
とても美味しそうに料理して下さいましてありがとうございます。
この葉先、日本人だったら別に茹でて水に晒して絞っておき、最後にスープに投入しそうになるところ、最初から煮込むことで、ほんのり抹茶のような(青汁のような?)葉っぱからのダシも出ますよね。
シチリア出身の方は、ウリなしで、葉っぱだけのスープ(レモンを絞りオイルをかける)も食べるようです。
イタリアの、ハレの料理ばかりでなくこういう普段の食事も知ると面白いですよね。
店主かず
2012年09月12日 15:36
Fujikaさん、有り難うございます。
そうですよね、葉先は一緒に煮込むから美味しいんですよ。
確かにそれっぽい出汁が出てました。
それにこのウリの美味しいこと!
どんな料理にも万能ですね。
邪魔せず主張するという野菜、あるようで無いです。
面白い野菜を有り難うございました。
本当にそうで、こういう料理をもっと勉強したいです。
それがあってこそのハレの料理ですものね。

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